垂れ耳の犬は病気になりやすいって噂は本当?

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ゴールデン・レトリバーやスパニエル犬など、垂れ耳の犬は愛らしい見た目から、ペットとして大人気です。しかし、垂れ耳の犬を飼うと病気になる確率がほかの犬よりも高いという噂もあります。

 

垂れ耳の犬が病気になりやすいのが本当だとすれば、どんな対策をとれば犬と幸せに暮らせるのか、ここではまとめてみました。

 

 

垂れ耳の犬が病気になりやすい理由

 

垂れ耳の犬が病気になりやすいのは事実だといえます。
垂れ耳の犬が病気になりやすい理由としては、通気性が悪く、耳の内側にゴミや雑菌がたまりやすいことが考えられます。

 

そもそも、秋田犬や柴犬などの日本犬は垂れ耳が少なく、耳が立っている犬種ばかりです。
垂れ耳の犬の大半は、外国に起源があるケースが多いとされています。

 

そのため、本来は日本の気候に合った体質ではないため、飼い主がケアを怠っていると過ごしにくく感じてしまうようです。
日本の気候は四季がはっきりしており、冬は乾燥して夏は湿度が上昇するのが特徴的です。
気候の急激な変化に合わせて、垂れ耳の犬は体に異変をきたすことが少なくありません。

 

垂れ耳の犬を飼うときは、季節の変わり目のような人間でも体調を崩しやすいタイミングで健康診断に連れて行くなど、些細な変化を見逃さないようにしてあげるといいでしょう。

 

 

垂れ耳の犬は外耳炎、内耳炎に注意

 

垂れ耳の犬がかかる病気として代表的なのが、外耳炎や中耳炎、内耳炎といった耳の炎症です。
日本の気候では、垂れ耳だと汗や垢が耳の裏側にたまりやすくなります。

 

また、毛玉や抜け毛などがたまっていきやすい場所でもあります。
犬にとって毛繕いは生命線ともいうべき習慣ですが、耳の裏側などは自力で掃除することがたいへん難しく、そのために炎症を起こしてしまうのです。

 

炎症を起こすと、犬はかゆみや痛みなどに苦しめられます。
ストレスから食欲が減低したり、精神的に不安定になったりすることもありえます。
そして、自傷行為のように耳を引っかきすぎて細菌が侵入し、より大きな病気にかかってしまうこともあります。

 

炎症を起こさないよう、人間の手で犬の体を清潔に保つ努力が必要とされます。
そして、万が一発症してしまっても、早急に対処して悪化させないようにすることが肝心です。

 

 

炎症はどうすれば防げるのか

 

炎症を予防するために効果的なのが、耳掃除です。
方法としては、綿棒やティッシュなどを使って、耳垢をきれいに取り除いていきます。

 

このとき、炎症や寄生虫を防ぐための薬を用いることもあります。
人間の耳掃除と似ていますが、違うのは犬の場合、大人しく耳掃除をさせてくれない場合もあるということです。

 

そもそも、耳は犬にとって敏感な部分であり、弱点です。
聴力が低下すると、生命の危機すら訪れるため、簡単に触らせてくれない犬も存在します。
家庭で耳掃除をしたくても犬が許してくれない場合は、動物病院やトリマーなどのプロフェッショナルに、定期的にお願いするということも検討しましょう。

 

耳掃除だけでなく、耳をしっかりと洗ってあげることも大切です。
動物用のローションやシャンプーで、きれいにゴミや毛を取り除いてあげると病気の確率は下がります。
ただし、強くこすりすぎてかえって耳を傷つけないよう、気をつけましょう。

 

 

もしも炎症が起きたときの見抜き方

 

日頃からケアを怠っていないつもりでも、炎症が起きてしまうケースもあります。
そんなときは早めに発見して、病院で治療を受けさせることが肝心です。

 

炎症を起こしているときは、外見に兆しが現れます。
まず、赤く腫れあがり、見るからに痛そうであれば、ほぼ確実に炎症だと考えていいでしょう。

 

また、耳垢が黒くなり粘着質になっているのも炎症のサインです。
炎症になると耳が化膿し膿が出るようになるため、耳垢の質も変わってくるのです。
膿が大量に出ると臭いも放つようになります。
近くにいて異臭を感じたなら、じっくりと体を調べてあげましょう。

 

犬の様子がおかしいと感じたら、炎症が起こりかけている可能性があります。
いつもより頭をかきむしる頻度が高い、イライラして頭を振り回しているように見える、こういった症状は犬がかゆみを感じ、苦しみ始めている前兆かもしれません。

 

 

炎症以外の怖い病気も定期検診でケア

 

炎症以外にも、垂れ耳の犬がかかる可能性が高い病気や感染症はたくさんあります。

 

たとえば耳ダニです。
ダニに寄生されると、猛烈なかゆみに襲われ平常心を保っていられなくなります。

 

血腫もまた危険な病気です。
血液がたまっている状態なので、二次的に体調不良を引き起こされることもありえます。
寄生虫を伴う感染症だと飼い主にまで被害が及ぶこともあり、犬を飼っている家庭全体で対処すべき問題だといえるでしょう。

 

これらの症状を確実に抑えたいのであれば、耳掃除などの日々のケアに加え、動物病院へと定期検診に通うことをおすすめします。
家庭でのケアに甘んじることなく、万が一の事態でも早期発見ができるように、犬が健康な状態のときほど検診を受けさせてみましょう。

 

飼い主も犬も安心して暮らしていくためには、常に病気のリスクを考えておくことが重要なのです。