砂漠で生まれた「人間」と「犬」の絆に感動!!

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一週間をかけて、中国の内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がるゴビ砂漠250kmを走り切る「ゴビ砂漠マラソン」。 この過酷なレースに参加した一人のランナーが出会った野良犬が、のちに英国に渡ることになる「ゴビ」。

 

今回は、砂漠で出会ったスコットランド人ランナーと一匹の野良犬が織りなす感動物語をご紹介します。

 

 

「ゴビ砂漠マラソン」に参加した一匹の犬

出典:Huffpost Japan

 

のちに「Gobi(ゴビ)」と名付けられるメスの子犬は、レース初日から選手やスタッフの休憩所に姿を見せていました。 そして、1日目のレースでランナーたちを追いかけるようにして35kmを走り抜いたのです。 これをきっかけにランナーたちの間で人気者になり、食料を分けてもらう姿も見られたとのこと。

 

2日目、一人のランナーを追いかけるようにしてまたもレースを完走。そのランナーが、スコットランド出身のディオン・レオナルド(Dion Leonard)さんでした。

 

「スタートすると、犬が私の横を並んで走っていることに気づきました。この小さな犬が、ずっと一緒について来るとはまったく思っていなかったので、その日はほとんど話しかけませんでした。だけどゴールした後、犬は私のテントに入ってきたんです。その夜は寄り添って一緒に寝ました」

 

 

お互いに助け合いながら250kmを走破!

出典:Huffpost Japan

 

レオナルドさんは、子犬に「ゴビ」という名前をつけました。
3日目も、レオナルドさんはゴビと一緒に42kmを完走。

 

深い川を渡らなければならない場面では、レオナルドさんがゴビを抱いて川を渡りました。そのことによって、それまではトップを走っていたレオナルドさんの順位は3位へと落ちてしまいました。
「本当は、ゴビを運んでいる時間はなかった。けれど、絶対に置いては行けないと思ったから。」

 

4日目と5日目は気温が52度にもなる山脈越えだったため、レース主催者が車でゴールまで連れて行ってくれました。

 

「5日目は80kmあり、暑くて疲労も限界だったが、ゴビがしっぽを振る姿を見た時は素晴らしい気分だった。」

 

 

ゴビと一緒にゴール!成績は2位

出典:Huffpost Japan

 

最終日はまたレオナルドさんと一緒にレースに戻ったゴビ。
ゴビと一緒にゴールしたレオナルドさんの順位は初出場ながら2位という好成績。

 

「レース中にあなたが笑っているのは、今回が初めて!」
レオナルドさんの奥さまも、ゴビの存在の大きさを感じたようです。

 

それまでも、レースについてきた犬はいたそうですが、これだけの距離をずっと走り続けたのはゴビが初めて。 レオナルドさんはゴビにただならぬ運命を感じ、イギリスへ連れて帰ろうと決意します。

 

 

ゴビを連れてイギリスへ帰国するために

 

ゴビをレース会場である中国からレオナルドさんの自宅があるイギリスのエジンバラへ連れて帰るためには、検査や申請に約6,500ドル(約65万円)もの費用がかかります。 レオナルドさんは、自身のウイスキーコレクションを売却し、クラウドファンディングで資金を募るなど、ゴビを連れて帰るための資金作りに奔走しました。

 

メディアの協力もあり、クラウドファンディングには当初の目標額をはるかに超える寄付が寄せられました。集まった寄付金の残りは、アニマルシェルターなどに寄付されるそうです。

 

検疫のために4ヶ月間隔離されたあと、クリスマスまでには手続きをすべて終えてレオナルド夫妻のもとにゴビが引き渡される予定です。ゴビにとってもレオナルド夫妻にとっても最高のクリスマスプレゼントになりそうですね。