猫にはNG,チョコレートの脅威

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猫には有害なチョコレート

猫に与えてはいけない食べ物

猫に与えてはいけない食べ物

 

私たちに人間にとっては、甘くておいしい上に、体にもいいと言われているチョコレートですが、猫にとってはとても危険な食べ物だという事、ご存知でしょうか。

 

ネギや玉ねぎなどのネギ類や、ニンニクやニラなどは猫に与えてはいけない食べ物としてよく知られているかと思いますが、チョコレートもそれと同じくらい猫にとっては危険な食べ物なのです。

 

チョコレートが猫にとって危険な理由

チョコレートが猫にとって危険な理由

 

私たち人間には害はないのに、どうして猫にチョコレートを与えてはいけないのでしょうか。その理由は、人と猫の体の仕組みの違いにあります。

 

チョコレートは、カカオを原料として作られていますが、その中には「テオブロミン」という成分が含まれています。テオブロミンには、興奮作用や覚醒作用があり、人間の体ではすぐに分解されて有害物質にはなりませんが、猫はテオブロミンを分解する力が弱いため、その成分を分解するためにとても時間がかかってしまいます。

 

なかなか分解できない成分が体内に蓄積されてしまうことで中毒症状が起こってしまい、それを猫の「チョコレート中毒」と呼びます。ちなみに犬も猫と同様にチョコレート中毒が起こるため、犬にチョコレートを与えるのもNGです。

 

チョコレート中毒で起こること

チョコレート中毒の症状

チョコレート中毒の症状

 

猫にチョコレート中毒の症状があらわれ始めるのは一般的に、チョコレートを摂取後、4時間から12時間以内と言われており、3日ほど症状が続くこともあるようです。

 

主な初期症状としては、下痢や嘔吐、発熱、震えなどが挙げられます。またテオブロミンの摂取量が多く、症状が重い場合には、痙攣や発作、昏睡などが起こり、最悪の場合は突然死に至るケースもあります。

 

症状があらわれるテオブロミンの摂取量

どれくらいの量を摂取したら中毒症状があらわれるのかというと、猫の体重1kgに対して、テオブロミン20mg以上で症状があらわれる可能性があると言われています。また、100mg以上摂取してしまった場合は致死量となり、命を落としてしまう可能性もあります。

 

症状があらわれるのには個体差もあり、一般的な致死量以下でも命を落としてしまうケースもあるようなので、少ししか摂取していないからといって安心は禁物です。

 

チョコレートに含まれているテオブロミンの量

チョコレートに含まれているテオブロミンの量

 

チョコレートと一言で言っても、その種類は様々です。ミルクや砂糖が多く入っている甘いミルクチョコレートと、カカオ成分が多く含まれている苦みの強いビターチョコレートとでは、含まれているテオブロミンの量も違ってきます。ここからはチョコレートの種類別にテオブロミンの含有量をご紹介します。

 

板チョコ60gに対して、テオブロミンが含まれている量は、ホワイトチョコレートではおよそ0.8mg、ミルクチョコレートは約150mg、ビターチョコレートに至っては約500mg以上含まれていると言われています。

 

つまり、ホワイトチョコレート以外のチョコを猫が食べてしまった場合には、非常に危険ということが言えます。

 

ココアも要注意

ココアも要注意

 

チョコレートだけでなく、ココアにもテオブロミンは含まれています。特に砂糖やミルクなどの入っていない純ココアにはとても多くのテオブロミンが含まれています。猫が少量舐めてしまっただけでも危険な場合もありますので、注意が必要です。

 

その他、コーラなどにもテオブロミンは若干含まれているほか、カフェインもテオブロミンに似た症状を引き起こす可能性があるため、コーヒーやお茶なども猫には与えないようにしましょう。

 

猫がチョコレートを食べてしまった時の対処法

猫がチョコレートを食べてしまった時の対処法

 

チョコレート中毒の症状があらわれる前でも、愛猫がチョコレートを食べてしまった事に気付いたらすぐにかかりつけの動物病院に連絡をしましょう。かかりつけ病院がない場合には、できるだけ家から近く、信頼できる病院を選びます。

 

病院に連絡する前に、猫が食べてしまったチョコレートの量や種類を把握しておくことも大切です。どの種類のチョコレートをどれくらい食べてしまったのか、また包み紙まで食べてしまっている可能性もあるため、わかる範囲で確認しておきましょう。

 

動物病院に連絡をしたら、自宅でできる対処法を聞き、その指示に従ってください。吐き戻しをさせるよう指示を受けることもあるようです。対処が早ければ早いほど助かる確率も上がりますので、獣医師の指示の下、飼い主さんができる限りのことをしてあげてください。

 

猫にチョコレートを食べさせないために

猫にチョコレートを食べさせないために

 

最悪の場合には、その日のうちに愛猫の命を奪ってしまうこともある、とても恐ろしいチョコレート中毒ですが、逆に言えば猫にチョコレートを食べる機会を与えなければ安心とも言えます。つまり、猫が絶対に触れない場所にチョコレートを保管しておけば大丈夫ということです。

 

ですが、身軽な猫は棚の上に登ることはお手の物。高いところに保管しておけば安心というわけにはいきません。戸棚を自分で開けてしまう子もいるようです。チョコレートを保管する際には、冷蔵庫の中や、猫が絶対に入らない部屋に置くなどして、大切な愛猫をチョコレート中毒の脅威から守ってあげてくださいね。